1月18日
早起き。5時間寝ていない。
これはやばい。
一昨日から花粉症アレルギーの薬を飲み始めたら、咳が出なくなった。
助かった。
年末からずっと咳が止まらず、今日の落語、どうしようかと思いつつ体を整えることに集中してきた。
少し食べて落語稽古、まだまだよく覚えていない箇所がある。
物語は把握しているので自分の言葉で語ってしまえるのだが、やはりよくできている言葉のつながり言葉の使い方を自分の言葉にしてしまうと面白さや味わいが違ってしまう。
だから本当に細かいところまで全部暗記しないといけない。
寝不足でため息ながら出かけた。
着物帯は重い。
大きなスワニーキャリーも重い。
昔キャリーが回ってしまって左手首親指を捻ってしまったことがあるので気をつけて運んだ。
日本橋に銀座線でついたのだが、会場に近い出口までが大変で階段を上り下りして心臓破りのキャリーケース持ちながらの階段登り。
根性という言葉を思い出した。
会場の薮伊豆総本店、お蕎麦屋さん。
3回にアレベーターで上がると、ナマケモノ倶楽部馬場直子さんが準備している。
座敷の後ろのところに控えの部屋があり、春菊さんと着付けをお願いした松谷晶子小春家主人も来ていた。
早速着付けをしてもらった。
今回は水戸でヴォーカルライブを続けている小林美智子さんがくださった着物と帯を着ることになっている。
今日は着物をお世話くださったお仲間が笠間水戸からお越しくださる。
晶子さんは着付け名人で、あっという間に帯も終わってびっくりした。
優しい色合いの紬の着物に素敵な帯、豪華な装いだ。
着物になると気持ちが入る。
しかししかし今回は昨年末から咳喘息、物が二重に見える等いろいろあって、台本稽古もままならない時期があり、集中したのが数日前という酷い状況。
師匠には今回も心配をかけている。
今回はいつもお客様を読んでくれるお弟子が2名お休みした。
ありがたいことに、11名の方が私のお客様でおいでくださることになった。
お客様がいるのにお休みしたら大変だということがあり、体調と落語の出来のことでテンパっていた。
自分の出番まで、お弟子さん方の落語を聴いて感心しつつ、2度ほど暗記稽古部屋の隅。
今日は満席、良きお客様方の笑い声が聴こえてくる。
果たして私の噺で笑ってくださるだろうか。
中入りのあと、私の出番、少し心臓ドキドキ。
しかし、出囃子が羽島英師匠に促されると気持ちが落ち着き晴れやかな気分になって皆さんの拍手をいただきながら高座の大きな座布団に座った。座って高いところからお客様のお顔を拝見、常連の方々、私のお客様は皆さん初めてだ。
すごく嬉しくなって心強い思いで笑顔になった。
私の噺は「桃太郎」
菊千代師匠から薦められた噺。
志ん朝さんの噺を聴いてこれは面白いと気持ちが乗った。
噺のどこがヤマで、1番の盛り上がりになるかが分かってからそこまで続けて言い立てて盛り上げられるかだなと思ったのだが、稽古不足で言いたてのリズムがつながらなかった。
しかし、今日直前稽古をしてくださり、師匠から3点アドバイスがあって、それを体現できたことがあり、流れが1箇所止まったが、最後のヤマへの流れは作ることができて、そのヤマのセリフを言ったらお客様から拍手が湧いて、ずっとイメージした通りになった時幸せだった。
そしてその次、息子の大演説があっておとっつあんが寝てしまうのだが、あれ、おとっつあん、と言うと、最前列のお客様が「おとっつあん寝ちゃったんだ」と
オチを先に仰っているのが聞こえて、噺で会場と私が一体化したなあと本当に嬉しかった。
皆々様、ご一緒してくださって有難うございます。
最後は古今亭菊千代師匠の一席。
噺の最後に、女房が安心するところでほろっと涙がこぼれた。
菊千代師匠が登場人物になりきっていたことが伝わった。
流石素晴らしいプロの落語真打。
師匠の噺の後、一同講座の下に集合。
師匠が、今日は時間があるのでと謎かけをしようと言い出してみんなびっくり。
お題は節分だとのこと、どうしましょう。
頭くるくる回して、最初に手をあげた。最初でないとダメなのだ。
小学校の時の遠足と解く、その心は、遠い遠い思い出。
師匠もお弟子もお客様もなんだそれとなった。
あら、接吻じゃないのですか?聞き間違え?節分?
超くだらないので、最初でないといけない。
それから皆さんから良い回答が出て面白く楽しい時間になった。
終演後、2階のお蕎麦屋で打ち上げ懇親会。
私のお客様11名は全員ご参加。
同期生キタコさん、オカエツさんと本間パーマの本間美容師と遠藤律子。
小岩ご夫妻と高川ご夫妻、笠間と水戸の小林美智子さん、杉田さん、うつぎ崎さん、須田さん。
師匠の音頭で乾杯!
弟子は、菊茶、春菊、菊音(私)参加。
今回は弟子のスピーチ、お客様のスピーチもあり楽しい時間になった。
各席でお客様とお話しできたこと嬉しい時間だった。
アマチュアの落語を楽しんでいただき贅沢なことだ。
師匠の噺には賛辞のお言葉が寄せられた。
昨日までは、こう言う楽しい打ち上げ参加になれないかもと自分の落語の出来が心配だったが、なんとかなんとかなんとかなった。
しかし次回からはこう言う体力的精神的無理はしたくないし、やはりじっくり時間をかけて仕上げるべきと思う。
帰宅して料理。
強烈な眠気で朝4時まで寝てしまった。
起きていろいろ片付けしてまた寝たのが7時。
2月16日蒲田エスパッソブラジル 遠藤律子ピアノトリオ午後ライブ
美味しいブラジル料理とブラジル音楽のライブです。
13時開店 14時開演 MC:3500円
当日のおいでもお待ちしています。
3月は7日に銀座Swing Funky Ritsuco Version!
18日に銀座Lounge ZEROでWomen’s Jazz Live
銀座で盛り上がります。
お席ご予約お待ちしております。
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