レビュー

ブラジルのリズムを知り尽くしたドラマー吉田和雄と、ジャズピアニストとしても人気者の遠藤律子が2008年に結成したボサノバ・トリオ「トキオ・ボッサ・トリオ」は、ライブ、録音を経て順調に進化してきました。ほぼ、年1作のペースで作品を制作、年30回を越えるライブも好評。ブラジルのスタンダードボッサ、ジャズのスタンダードナンバー、といった洒落た選曲や、ひとひねりしたアレンジも評価されています。1、2作共に好評、ここに第3弾をお届けする運びとなりました。本作では、今までエレクトリックのみだった若手ベーシスト、山根幸洋がアコースティックベースも披露します。
2011年11月には本場、リオでコンサートを開催、大きな賛辞を得ました。国際的な評価も高まるチャンスが到来しています。この旬のトリオの3作目ではポップスにも挑戦、若干のパーカッションも加え、新境地を買いたくしています。ジャケットには今年5月開業の東京スカイツリーをテーマに、引き続き写真家YUSUKEのタイムリーな佳作を使用しました。

録音データ

演奏者

クレジットリスト

一覧に戻る