母と歌う歌、SWANでトリオライブ

7月16日
6月は、忙しくて母のところに行けなかった。
2ヶ月ぶりで、母の病院を訪ねる。
母は、栄養注入中で、ベッドに横たわっていた。
固い表情で私を見る母に、一瞬怖気づいたが、イスをベッドのそばに置いて母の近くに座った。
すぐに歌いだす。
夏が来れば思い出す、、母は最初はきょとんとしていたが、一緒に歌い出した。
そして、母の顔が柔らかくなって、涙が溢れ出た。
嬉しくて涙が出るわ、と母。
私も顔をくしゃくしゃにして涙、涙。
海の歌、春の歌、秋の歌、一杯歌う。
母はすぐについてくる。
母の頭をそっと撫ぜて、ミトンの手をそっ上から握った。
母の故郷の町の名前を言うと、知っているわと応える。
母の母の名、父の名、叔母の名前を言うと、嬉しそう。
今度一緒に行こうねと言うと、連れて行ってくれるのね、と喜んだ。
母を連れて、母の故郷に帰りたい。
雨降りお月さん、、、お嫁にいくときゃ誰と行く、、歌っていると、母の文金高島田の花嫁姿の写真を思い出して、母の今日までの人生を想って、又涙。
どんどんよい顔になって、ニコニコする母。
去りがたい気持で困ったが、またすぐ来るからね、と、手を振る母を残して後ろ髪を惹かれる思いで病室を出る。
こんなに喜ぶなら、毎日来たい。
新所沢SWAN。
遠藤律子トリオライブ。
山口彰、井上尚彦。
いつもいらして下さる常連さん、久しぶりにご友人をお誘いくださっていらしたご夫妻。
皆さん、有難うございます。
トリオで、たくさんの曲を演奏すると、SWANに宿るジャズの神様が降りてくる。
最後は、童歌ファンクを皆さんと一緒に。
お客様に感謝。
SWAN須藤マスターに感謝。
音楽は生きる知恵、宝物。
帰宅してポストを見ると、母が相続した家の保険証書が、成年後見人遠藤律子の宛名で届いていた。
母はわからないが、母を支えているからねと心の中で語りかけながら、でも母の今の毎日をつらい気持で考えた。
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