母に会いに行く

10月25日
昨夜、遅くまで仕事をしていたため、寝坊して12時半に起きて、大慌て。
吉田和雄リーダーから届いていた曲をCDに焼いて聴く。
なんだか、ジーンとして、しみじみと、感激。
青梗菜のクリーム煮、牡蠣フライレタス添え、鮭のオリーブオイルソテーレモンと大根おろし添え、納豆、カブキムチ、豆腐と葱と椎茸の湯豆腐。
2ヶ月ぶりに、母の病院へ、急ぐ。
日が暮れると、帰りが寂しい。
タクシー、電車、タクシーと乗り継ぎ、母の病院に近くなると、父のお墓の案内看板が見えてきた。
母は、父のお墓から車で10分のところにいる。
タクシーの車内で、涙がこぼれる。
15時30分、母の病棟に着く。
持ち物は何もない。
以前は、父と一緒に、お菓子や果物、お茶のポットを持って来た。
何も食べさせられない、何にも飲ませられない。
ガラスドアが開いて、車イスの母が出てきた。
一段と痩せて、小さくなって、大きくなった両目で、私を不安そうに見る。
イスに座って、車イスの母を引き寄せて、話しかける。
あなたがおかあさん、わたしは娘、と。
母が泣き出して、私も、涙ボロボロ。
嬉しくて、という母、おかあさん、私も嬉しい。
歌を歌おうか、紅葉から歌いだした。
小さくちじんだ母の冷たい両手を握って、目を見て歌った。
秋の夕日に、照る山紅葉。
毎日幸せか、心配。
いろいろ歌って、少しずつ、様子を聞いてみる。
楽しいし、退屈じゃない、と言う。
今度、外へ行こうね、と話しかける。
最後に、「まだ来ぬ春」を歌いかけた。
今は二人きり、お話、しましょう。
母が大きな涙をこぼして、私は声が出なくなって、2番をとばして、終わりの歌詞、明日又、きっと来るから、待っててね、と歌う。
うなずく母、本当にまた、すぐ来たい。
30分、あっという間の30分。
お別れに、手を振ると、母は大きな目をして、手を振った。
看護士さんが車イスを押して、母の病室の方に去っていく。
寝て過ごしているのだろうか。
タクシーが来るまで、病院の玄関の外のベンチに座って、暮れ行く景色を見ていた。
タクシーの中で、また父のお墓の看板が見えて、死の世界の近くに、心がひたっていた。
帰りは、電車の次にバスに乗る。
バスの中で、今、母はどんな気持でどうしているのか気になって、母の今の時間が幸せであるように、手を合わせて祈る。
父が亡くなってから、手を合わせる事が多くなった。
帰宅して、仕事のメール。
バンドの写真を添付で送る。
父の遺産目録書類を作成。
山積みになっている、父と母の諸書類を、分類して整理する。
母の恩給受領証書等、大事なものがある。
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