新盆

7月13日
今日は、父の新盆。
昨夜は、よく眠れなかった。
今までのことが思い出されて、胸が騒いだ。
区役所出張所へ再度行く。
足りなかった謄本をやっと入手できた。
しかし、これでよいのかどうか、不安。
弟の家に集合。
妹夫婦、弟夫婦、私、父の妹。
お坊さんが来て、迎え火を焚く。
昨年のお盆には、父と二人で、迎え火を焚いて父の両親を迎えた。
今年は、父を迎えている。
弟奥さんが、ろうそくに迎え火を移して、新しい位牌が置かれた祭壇に置く。
小さなお膳に、小さな御飯一式、小さい器の其々に弟奥さんの心尽くしの料理が入っていて、父の好物の香の物も小さなお皿に盛られている。
お坊さんのお経が心に響く。
一同、ご焼香。
向こうに行ったばかりの父が、帰ってきた。
お坊さんが帰ったあと、祭壇を囲んで、父の思い出話。
父は、晩年、よく戦争の話をしていた。
シベリア抑留の話、子供たちもヘルパーさんたちも、皆聞かされた。
今日も、皆でその思い出話。
告別式で使った、父の写真。
穏やかな笑顔。
父が、一緒に話の輪に入っていると感じた。
和食やさんの座敷に場を移して、新盆の食事。
じゅんさい、枝豆豆腐、お刺身、煮物、天ぷら、稲庭うどん、夏の料理、おいしいねと皆で味わいながら、父の話は尽きない。
叔母も一人暮らし、高齢だが、元気で仕事をしている。
また、父の話を聞きたいと、皆でお願いした。
もうすぐ梅雨が明ける。
季節は移り変わり、父がいなくなった日は、どんどん後ろに遠ざかっていく。
まだ父がいないことに慣れていないが、段々自分の暮らしに懸命になって時を過ごし、巡ってくる季節を楽しめるようになるのだろうか。
それでもきっと、父のこと、忘れない、また会う日まで。
 
 
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