父の言葉

4月11日
暖かくなった。
父の病院へ。
父は、ナースステーションの目の前の部屋に移っていた。
眠っていた。
「おとうさん」と呼びかけると、眼を開けて、「おやつがあるよ」と、ベッドサイドの台の方を指さした。
家の居間にいると思っているのか。
親が気遣ってくれるありがたさ、涙。
手の甲も指も、もう骨が透けてみえる。
すぐまた眠ってしまった父に、そっと、有難う、と声をかけて退室した。
タクシーを待つ、病院の玄関、病院全部が父の眠るベッドに思えて、立ち去りがたく、病室の方を見上げた。
運転手さんが、お姉さんを家で看取った話をしてくれた。
看護師さん、介護士さんを頼んでも、24時間の看護は大変だった、すぐ上のお姉さんと交代で寝ずの看護をした。
帰宅して、仕事の調整メール作業。
そら豆御飯を炊く。
父の好物。
父が手術で胃を無くしてから、食べる顔を見るのが嬉しくて、季節季節のものを食べさせた。
今は、何も食べさせられない。
人生、物事、限りがある。
幸せは、ずっと続くものではなく、その時のその瞬間に感じるもの。
小さなことで幸せと感じる、これが大切。
今を大切に生きること。
ピアニストの雨宮直子さんが、横浜関内のライブハウスELIZAイライザのバンド出演企画を始めた。
お声をかけて頂き、トリオで、6月12日(土)の午後に出演することにした。
土曜の午後のジャズライブ、たくさんのお運びをお待ちします。
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