父の病院へ

4月4日
曇りの天気。
家族で、いろいろ相談。
父は、病院で頑張っている。
時間を大切に、ピアノに向かう。
EL MARECON、CD「愛にあふれて」に収録したが、しばらく演奏していなかった。
この曲を、数日前から再アレンジ開始。
サイズ、アドリブ箇所など、細かく手を加えて、演奏しやすい形にする。
メトロノームを鳴らしながら、ルンバのリズムをイメージする。
この曲は、最初にキューバ行った時に、遠い昔から聴こえてくるようなメロディが、帰国してから頭の中に鳴り止まず、
時差ぼけで熾きてしまった夜明けにピアノ向かって、頭の中から出したものだ。
キューバ、というと、トロピカルなノリノリラテン、というようなイメージがあるが、私が惹かれたのは、アフリカから伝承された
深い深い想いがこもった神々の物語とともに奏でられる音曲の世界だ。
アンデスの山岳地帯に住む人々の、笛と太鼓だけで演奏される曲も、深く素晴らしい。
民族の音楽、素晴らしい。
18時過ぎに、父の病院へ。
氷枕は取れて、昨日よりすっきりした顔。
「おとうさん、良い顔をしているよ、さすがだね」と話しかけると、
にっこり笑った。
忘れられない、最高の笑顔。
父の笑顔が見たくて、今まで、一人暮らしの家に通って、料理を作って、お茶を煎れて、甘いものを出して。
シベリア抑留の話を聞いて。
母の病院に一緒に行って、歌詞カードを二人に渡して、一緒に歌って。
入院してからは、好物の甘酒やお汁粉を作って持って行って、おいしい、という言葉を聞いて。
戦争時代のドキュメンタリーの本を持って行って。
父が喜ぶと、最高に嬉しかった。
そういう思いをさせてくれた父に、感謝。
 
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