11月12日アスンシオン公演

 

 

 

 

11・12

ラジオの取材があるので、早起き。

寝坊してはいけないと思うと、2時間前くらいから起きてしまう。

レストランへ。

岸のりこ、納見義徳、吉尾公弘、藤陵雅裕。

村上輝生エンジニアは、早朝会場へ出かけてセッティング、感謝。

チーズ、パン、果物、地元伝統料理のチーズ入りパンのようなもの、

カフェ・コン・レチェ、甘いお菓子。

もう最後だねと、さびしいねと語り合う。

いろいろなことがあった旅。

マイアミで飛行機乗り遅れで、1泊。

ボリビア到着当日コンサート。

吉尾公弘高血圧で、ドクターストップ、2コンサート欠演。

急遽代わりのドラマーとのリハ。

ペルーで、遠藤律子、発熱1日寝込む。

岸のりこ、風邪で2公演欠演。

ベネスエラでやっと全員そろって出演。

岸のりこ、声が出なくなり、病院2軒。

いろいろあったが、公演はすべて喜んで頂けたと思う。

納見義徳と、小暮さんのお世話で、ラジオ局へ。

パラグアイで、一番大きなラジオ局。

昨日、公邸夕食会で会った、ブラジル出身の音楽番組パーソナリティ、プロデューサーの、Beto Barsottiさん。

FRV!のCD「家族」の、Sentimental Chachaをかけて、バンドのコンセプトを聞かれる。

現代日本の多様化と、変わらぬ日本情緒の融合の音楽作りについて話す。

この曲は、前回の中南米ツアーの時に、ラテン諸国を旅する日本人の心、センティメンタルな情感を、ラテンリズムに乗せて作った。

この曲のリズムに大変魅せられた、とのBetoさんのコメント、嬉しい。

そして、バラエティ豊かなと紹介して下さった選曲について話が広がり、シチリエンヌをかける。

クラシックの名曲の、美しいメロディが、ラテンリズムに乗ると、その情感が大きくエモ-ショナルになることを説明すると、Betoさんから、その通り、それは正しい、との相槌。

納見義徳の、ラテンに魅せられたきっかけの話、キューバの話、チョグイ鳥というパラグアイのアルパ名曲も、何十年前から演奏していた話。

わたしは、ルシア塩満さんからパラグアイ音楽の魅力を教えてもらった話をする。

最後に、イナモト・オレをかけて、これはいい、とずいぶん気に入ったとのお言葉。

大いに語り、楽しいお話を聞いて、たっぷり曲をかけて頂き、ゆったりとした実のある音楽番組に感嘆。

ブラジル音楽のCDを、今夕持って来てくださるそうで、サンパウロを通っただけの私達には、なによりのお土産だ。

感謝のうちに、お暇する。

ホテルへ帰って、公演の衣装等、準備する。

部屋のお掃除をお願いする間、廊下の大きなガラス窓から、外の雨の景色を眺める。

緑、緑、そして木々にお花が咲いて、とても美しい。

ラジオ局の往復で、車の中から見た景色、エレガントでしっとりした家々の概観。

空気が湿っていて、咳も良くなった。

夏と冬しかないので、季節の変化が身体にこたえるそうだが、日本人の私にとっては、

しっくりくる素敵なところだ。

今日のお客様は、パラグアイの方が殆どとのこと。

ツアー最後のコンサート。

しっかりと、良い演奏で、お喜びいただきたい。

お昼に、小暮さんが届けてくださった日本食のお弁当。

しっかり日本食、ご飯を一杯食べる。

トラベルクッカーでお湯をわかして、日本茶を隣の部屋ののりこさんに届ける。

15時過ぎに出発。

16時から、会場で、音響チェックとリハ。

アスンシオン、日本人造りセンター。

ステージと客席が一体となる、まとまった構造のホール。

アルパ奏者の、マルセロさんが来たが、なんとパーカッションとギターのお仲間を連れてきた。

何も聞いていない私達と村上輝生エンジニアは、びっくり。

しかも、べーシストも後から来て、マルセロさん一人のはずが、4名のバンド。

村上輝生エンジニアが、マイクの使いまわし等、工夫する。

しかし、増えて嬉しいハプニング、東京音頭が派手になる!

アルパの演奏のリハ、美しいメロディ、優雅なハープの音色、うっとり、すばらしい。

昨日の夕食会で、私がマルセロさんに質問した、アルパの有名曲のことを覚えていてくれて、その中から、「牛乳列車」を追加で演奏してくれるという。

これも嬉しいハプニング。

その場で、作る楽しい演出、これがツアーの醍醐味でもある。

東京音頭と南米オレも、全員一緒にやっていただくことにする。

マルセロさんは、南米オレのDとCの二つのコードを弾いて、喜んでいる。

若い方なので、こういうロックも大丈夫なようだ。

ギタリストも、笑顔で2つのコードを弾いている。

アルパで、イナモトオレ、すごく面白い。

リハ後、2時間の休憩。

応接間で、サンドウィッチとアルゼンチンの珍しい、ミント入りグリーンティー。

とうもろこしとツナの入ったサンドウィッチ、とうもろこしがおいしい。

20時過ぎ、パラグアイ外務大臣のご挨拶、そして渡部大使のスピーチを、舞台袖で聞く。

気持ちが盛り上がり、気合が入る。

そばに、赤のジャケットと光る黒のタンクトップにきれいな黒のロングスカートで、美しく決めたのりこさん。

いよいよ、ツアー最後のステージ。

皆そろって、元気にスタンバイ。

MCのBetoさんに、FRV!と呼び上げられて、出て行くと、満席のお客様からあたたかい拍手、安心。

「楽に寄す」気合が入った。

藤陵雅裕も、ギンギンだ。

愛にあふれて、ステージの前に出て吹き歩く藤陵雅裕。

お客様の熱い応援と歓声、拍手。

エンディング、私はもっと燃えろもっと燃えろ、とリズムセクションの皆にアピール。

皆、心からの音を出して、すばらしい。

岸のりこ、ふたつの星、しっとり歌って、私はこの曲を披露出来たことに感謝。

父に届けと、心の中で。

人生はカーニバル、La Vida es un Carnaval。

若いお客様たちが喜んでくださった。

手拍子、ありがとうございます。

マルセロさんバンド登場。

ロマンティックな愛の曲メドレーと、汽車の走り出して軽快に走って停まるまでの楽しいリズムが曲になっていて、ウキウキ、会場喜ぶ。

愛の贈り物、最後のバンド演奏、皆燃える。

織原良次ベースソロバリバリで、客席大うけ。

納見義徳と吉尾公弘のソロの応酬、テーマに戻った瞬間、大興奮の拍手と口笛。

反応が熱く、会場とステージ燃え上がる。

総立ち、スタンディングオベーション。

のりこさんと、マルセロさん、登場。

パラグアイの代表曲、Ypacaraiの思い出、を歌いだすと、大いに受けて拍手。

マルセロさんのイントロ、しばらく二人のデュオ、バンド全員加わり、サックスソロ。

日本では、私のピアノとのりこさんのデュオで練習していたが、今日のリハで、その部分をマルセロさんにお願いして、アルパと歌のシーンを演出した。

家でコツコツアレンジした曲が、皆の力で、こんなに大きな曲になっている。

この感激を味わえるのは、私の役得かな、と思う。

とうとう最後になりました。

東京音頭からイナモトオレへ。

東京音頭の時に、うれしそうなお顔で、一緒に歌おうとするお客様を見た。

南米オレ、オレ、オレ、、オレ、パラグアイ!

ギターもアルパもコードを弾いているので、私はピアノを離れて、ステージ前に出て行った。

のりこさんと二人で、客様に踊っていただこうと、あおる。

一番前のお嬢さんが、ステージに上がって、踊りだす。

私は、さあさあどうぞと声をかける。

おじ様が上ってきて、のりのりで私と一緒に踊る。

可愛いお嬢さんも上がって来た。

皆で踊ると、客席ニコニコ。

だんだんテンポが速くなり、大エキサイト。

ソイヤー、ホイサーの掛け声。

手拍子手拍子、8回手拍子。

ステージのパラグアイバンドご一行も一緒に手拍子のリズムをとる。

マルセロさん、ノリノリロックアルパ!

アグジェ、グラシアス、ロハイフパラグアイ、I Love you パラグアイ

ああよかったよかった。

美しいお花を、全員が頂く。

村上輝生エンジニアのところ、ステージ後ろにもお花が届く。

ステージ袖に降りると、小暮さんが、とっても良かったです!とお声をかけてくださる。

渡部大使がいらして、あたたかいお言葉。

有難うございます。

元日本大使で、今はイギリス大使のご夫妻が私のところにいらして、良かった、と、踊る私は、まるで15歳だったとおっしゃる。

何と嬉しいお言葉。

楽屋通路に2名、機関銃を持って、今日の、外務大臣はじめ要人皆様参加のコンサートの警備をしていた若者二人もニコニコ。

汗をかいて、やったやった、最後のコンサート。

ホテルに帰り、一番上の階のラウンジへ。

外に出ると、美しいプールが水色に輝く。

そのそばの席で、一同打ち上げの乾杯。

皆に、公演成功、しっかり仕事をしたことに感謝する。

納見義徳から、このようなツアーはなかなか出来ることではない、との言葉。

経験豊かな納見さんの存在、ありがたく思う。

ハードだが楽しい楽しいツアー。

もう終わりだ。

ウォッカの入ったおいしいフルーツカクテル、酔っ払った。

なかなか寝付けず、朝方就寝。

 

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