ふるさとイベント 信州ファーム荻原でたんぼ見学

8月30日
7時半起床。
朝ご飯。
お米とお酒の玄米工房のお仲間と一緒。
9時過ぎ、皆さん集まってくる。
明神館前に集合で、これから農村訪問ツアー。
お米、ぶどう、とうもろこしとジャガイモの3コースに分かれる。
私は、お米のコースで、荻原さんの信州ファームへ、織原良次の車で、皆さんと一緒に出かける。

織原良次は、FRV!メンバーを代表しての参加となる。
到着した私達、玄米工房のお仲間、清水英雄さん方を、
農業青年達が、横に並んで迎えてくれた。
日焼けして、若い元気な青年達、もう涙。
自己紹介を聞く。
20歳の若者もいる。
研修中の若者もいる。
荻原さんは、東京で会ったときはスーツが似合うイケメンだったが、
ご自分の仕事場では、作業着を粋に着こなして貫禄もあって、いい男だ。
まず、籾殻を乾燥させる、遠赤外線乾燥機を見学。
お米は、水分量が15%を境に、等級が決まる。
15%以上だと、食味は良いが、カビが生える。
15%以下で乾燥させると、味が落ちる。
15%内外で、微妙な調整があるそうだ。
次に、籾摺り機。
回転速度の異なる2つのローラーの間を通して、籾を取る。
その速度やローラーの幅により、お米が割れたりする。
荻原さんは、1割程度効率を落として、お米の品質を守っている。
こんなところに、機械作業の中に人間の心が入るということだ。
玄米をふるいにかけて、未熟米を落とす。
選ばれた玄米を、30キロの袋に詰める。
詰めて紐で縛る作業はなかなかきつくて、1ヶ月やると体型がかわる。
指が紐で擦り切れても作業をする。
荻原さんに、透き通った青い玄米について質問した。
これは、生きているのとそうでないのとあるそうだが、生きているのは、18歳のお米と呼ばれて、若くておいしいそうだ。
次に、玄米の貯蔵庫見学。
倉庫に入ると、ひんやり涼しい、15度だ。
ここで、お米の鮮度についてお話を聞く。
荻原さんは、鮮度について、発芽するかしないかを基準に考えていると言う。
ここにある玄米が、我家に届いているのだな。
玄米は、15度で保存すると、撒けば芽が出るそうで、我家の玄米は冷蔵庫の野菜室に入っているがこれでよさそうだ。
皆さんから質問が出る。
荻原さんは楽しそうに生き生きと、そして明確に説明する。
外に出て、作業車を見に行く。
田植え機、でっかい車だ。
刈り取り車、これに乗って作業すると楽しいそうだ。
そして、トラクター、1台1000万から1300万円。
他の機械、車も300万、400万の世界、これで数年で替えるそうだ。
荻原ファームでは、耕作機械車の修理もしている。
修理をすると、メカがわかって壊さずに使えるようになると言う。
一同、感心の声。
これらを乗りこなして、田んぼで良い仕事が出来るようになるには、修行が必要だ。
最初乗ると、失敗してすさまじく怒られて、慣れて覚えるそうだ。
大変な仕事。
少し歩いて、今度は、堆肥見学。
ここがハイライト。
堆肥は、茸を採った後のおがくず、廃オガという、を発酵させて、りんご果汁をかける。

このりんご果汁は、信州りんごのジュースを絞ったカスだ。
カスだが、信州りんごジュースは、信州というブランドでおいしくjなければならないので、まずくなる皮まで絞りはしないため、カスといえどもジューシーで、ちゃんとしぼれる状態だそうだ。
堆肥は、土を元気にするものだ。
おがくずなのでスカスカして、土に入れると隙間も出来て水も酸素もキープする。
土中の微生物、酵素などの活性化をさせる。
魚の粉を使うのかどうか質問する。
魚の粉は、堆肥ではなく肥料に使うとのこと。
種は、自分のところで取れた米を翌年の種にし続けると、なぜか変わっていってしまう。

農協は、農協から買った種でないと、出来た米を認定してくれないそうだ。
荻原さんは農協の種と自家種の双方を使っている。
荻原さんは工業高校出身で、ロボット工学専門だった。
工業的な思考を農業に取り入れている。
ロボットで言うと、まず設計をする。
これは、農業では堆肥、土作り、種品種、苗作り。
苗を植えることは、スイッチボタンを押してONにすることだ。
堆肥のCN比、窒素が増えすぎると良くない、など実にいろいろな
条件の考え合わせの作業があるのだ。
すごいものだ。
そしてそして、草が生えるあぜ道を通って、土手を降りて、小さな水道を飛び越えて、いよいよ田んぼへ。
青空、白い雲、緑のたんぼ。
稲はもうすぐ黄色く実る。
思いのほか背が高い。
稲の生えてるすぐそばまで行って、しゃがんで見ると、バッタが跳ねている、トンボが飛んでいる。
稲の間には草が生えている。
誤差1センチという、下手な建物よりずっと平たい田んぼに、水が均等に行き渡る。
無農薬の田んぼ、草取りは農業青年達の仕事だ。
田んぼの稲の背の高さ、真ん中変に違いがある。
これは、農業青年が初めて肥料をやったその具合が、稲の生長と共に、如実に現れているのだ。
それを話す荻原さんのあたたかい言葉と、肥料を撒いた青年の照れくさそうなお顔が、なんとも素晴らしい。
稲は足音で育つ、といわれていて、荻原さんたちは必ず誰かが毎日田んぼを見に行く。

そして、毎日の成長を見守り声をかけている。
今年は、天候のせいで、5ヘクタール植えたそばは、ほぼ全滅だそうだ。
それでも、手をかけたそば、少しでも採れればと願っていると言う。
私達は、じっと田んぼの稲を揺する風に吹かれて、向こうの空まで全部身体中に感じるように、立ち続けていた。
車を連ねて明神館に帰ると、念願のおにぎりタイム。
池のそばの芝生のお庭。
ふるさとスタッフの皆さんが、焚きたて握りたてのおにぎりを配っている。
一人3個、塩にぎりと梅干入り。
塩は、橋本三奈子さんご提供の、わじまの海塩だ。
しょっぱくない旨みと甘みの塩。
お日様の元で、ツアー皆さんと頂くおにぎり。
このときのために、関根夫妻と皆さんで準備してきた、ふるさと田園フェシティバルハイライト。
佐藤さんに頼んで買ってきてもらった、ぶどう園の葡萄。
100種も葡萄を植えているという。
とうもろこしツアーに行った方から、とうもろこし試食がおいしかったとの声。
葡萄ツアーは、お腹一杯珍しい葡萄を食べたと言う。
おにぎりを頂いた後、木陰に集まって、農業生産者のお話を聞く。
荻原さんの弟さん登場。
イケメンと紹介されて、本当にそこらのヒップホップダンサー、タレント真っ青のかっこよさ。
タンクトップを来て、日に焼けて鍛えられた身体。
すっくとまっすぐに立つ姿。
その青年が、1年に一度だけ育つ稲を見守る幸せを語る。
大変な仕事だけれど、どんな仕事も一生懸命やれば大変ではないでしょうかと語りかけるその言葉に、囲んで聞く大人たちが、そうだ!と大賛同。
汗を流して働く生活の何恥じることのない立派さ。
人をだまして稼ぐ商売ではなく、人に喜んでもらう仕事の幸せを語る農業青年達。
そばで姿を見て、話を聞いて、その心を私の心身すべてで感じて、涙が頬を伝って止らない。
なんと美しい、なんと爽やかな労働者達。
私が毎日食べて元気に音楽をしている、このお米は、彼らが作ってくれたそのお米なのだ。
有難う、有難う。有難う。
気楽の皆さんと明神館でコーヒーで歓談。
温泉に入る方もいる。
バスは15時に出発。
帰りのバスは、藤崎さんから引き継いで、私がにわかバスガイド。
一番前の席に座って、皆さんの点呼。
ヴィクトリープロジェクトの皆さん、清水英雄さんのお弟子さん、気楽メンバー、玄米工房皆さん、井上先輩、妹一行。
マイクをお渡しして、自己紹介と感想をお聞きする。
農業が若い方がやっていることの驚き、サンバの盛り上がり、
気楽バンドの感想、暑かったので季節を変えての開催、地元農産物のおいしさに感動、たくさんの楽しいコメント。
上里で一度休憩して一路新宿へ。
東京は、台風が来るので雨模様。
2日間、お天気が持ってよかった。
新宿で解散。
関根夫妻と実行委員の皆さんは残って打ち上げをやるという。
昨日、イベントにいらして下さった学校先輩上野さんの下さったクルミ御菓子、ぶどうを持って帰宅する。
沢山の方々と出会い、音楽を楽しみ、バーベキューで地元食材を頂き、農業を勉強して命のありがたみ、それを支えてくださる方々への尊敬の念を強めた、感動の旅。
一緒にお出かけくださった皆様に心より、有難うございます。

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